契約書翻訳を翻訳会社に依頼する際の注意点|料金・品質・専門性を解説
契約書の翻訳は、一般的なビジネス文書の翻訳とは異なります。
単語を別の言語に置き換えるだけではなく、契約上の権利・義務、責任範囲、条件、例外などを正確に読み取り、原文の意味を損なわずに訳す必要があります。
海外企業との取引、業務委託、秘密保持、ライセンス、売買など、契約書はビジネスの重要な場面で使われます。
そのため、契約書翻訳を依頼する際には、料金だけではなく、翻訳会社の専門性や品質管理体制まで確認することが重要です。

契約書翻訳で重要なのは「法律用語」だけではない
契約書には法律用語が多く含まれますが、難しいのは専門用語だけではありません。
shall、may、including、provided that など、一見すると一般的な単語でも、契約書では条項全体の意味に影響することがあります。
また、日本語の契約書を英訳する場合も、「甲・乙」「善管注意義務」「損害賠償」「解除」「秘密情報」などを文脈に応じて適切に表現する必要があります。
契約書翻訳では、語学力に加えて、契約文書の構造や慣用表現への理解が求められます。
1.契約書の種類に対応できる翻訳者か確認する
契約書にはさまざまな種類があります。
秘密保持契約書(NDA)、業務委託契約書、売買契約書、ライセンス契約書、代理店契約書、雇用契約書、利用規約などでは、使われる表現も論点も異なります。
翻訳会社を選ぶ際には、単に「法務翻訳に対応」と書かれているかだけでなく、自社が依頼したい種類の契約文書について経験があるかを確認するとよいでしょう。
2.契約書翻訳の料金は何で決まる?
契約書翻訳の料金は、一般に文字数やワード数を基準に計算されます。
ただし、実際の見積もりでは、文書の難易度、専門性、納期、チェック工程、ファイル形式なども考慮されます。
特に契約書では、翻訳後のチェック体制が料金に影響します。
単価だけで比較せず、その料金にどこまでの確認作業が含まれているかを見ることが重要です。
株式会社アシーマでは、法人向けの契約書・法務文書を含む翻訳に対応しています。」
3.翻訳後のチェック体制を確認する
契約書では、一つの誤訳や訳抜けが重要な意味を持つことがあります。
そのため、翻訳者本人の確認だけでなく、別の担当者によるチェック、用語統一、数字や固有名詞の確認など、どのような品質管理を行うのかを事前に確認しておくと安心です。
4.機密保持と情報管理を確認する
契約書には、取引条件、価格、顧客情報、技術情報など、外部に公開できない情報が含まれることがあります。
翻訳会社に依頼する際には、秘密保持契約の締結が可能か、翻訳者や外部スタッフへの情報管理がどのように行われているかも確認したいポイントです。
5.契約当事者名・固有名詞・定義語を揃える
契約書では、会社名、部署名、商品名、契約当事者名、定義語などの表記統一が重要です。過去の英文契約書や社内用語集がある場合には、依頼時に翻訳会社へ共有すると、既存文書との整合性を取りやすくなります。
6.納期に余裕を持つ
契約締結直前になってから翻訳が必要になるケースもありますが、契約書は確認工程を含めて時間を確保した方が安全です。
短納期を希望すると、複数の翻訳者で分担する必要が生じたり、特急料金が発生したりする場合もあります。
可能であれば、契約交渉のスケジュールに翻訳期間も組み込んでおきましょう。
7.翻訳会社は法律判断の代わりではない
契約書翻訳と法律相談は別の業務です。
翻訳会社は原文の意味を正確に別言語へ移すことを担いますが、契約条件が自社に有利か不利か、特定の条項が法的に有効かといった判断は、必要に応じて弁護士などの専門家に確認する必要があります。
契約書翻訳を依頼する前に準備しておきたいもの
翻訳する契約書の確定版
翻訳元言語と翻訳先言語
希望納期
過去の契約書や参考訳
会社名・商品名などの正式表記
納品形式の希望
契約書翻訳は「安さ」だけで選んではいけない
契約書翻訳では、料金はもちろん重要です。しかし、最も安い見積もりを選んだ結果、誤訳の修正や再翻訳が必要になれば、最終的なコストはむしろ高くなる可能性があります。
翻訳者の専門性、チェック体制、情報管理、納期対応などを含めて、自社の契約書を安心して任せられる翻訳会社かどうかを確認することが大切です。
株式会社アシーマは2007年の創業以来、400社以上の企業・組織、2,400件以上のプロジェクトを支援してきました。65言語以上、1,200名以上の言語専門家・スペシャリストのネットワークを活用し、契約書をはじめとする法人向け翻訳に対応しています。
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