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【総まとめ】3I/ATLASに人工電波はあったのか?電波探査・NASA会見・“12の異常”を完全整理


3I/ATLAS画像
「火星探査機 Mars Reconnaissance Orbiter に搭載された HiRISE カメラによる、3.2秒露光の 3I/ATLAS の画像。空間分解能は 1 ピクセルあたり 30 キロメートル。観測中の探査機の揺れや動きにより、3I/ATLAS からの光は複数ピクセルにわたりブレて写っている。太陽方向と 3I/ATLAS の運動方向は矢印で示されている。(Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona)」


■ 1. 南アフリカ・MeerKAT望遠鏡が実施した「人工電波」捜索


2025年11月5日、南アフリカの MeerKAT 電波望遠鏡が、恒星間天体 3I/ATLAS に向けて 技術的電波(人工的な狭帯域電波) を探索しました。使用されたのはリアルタイム分析が可能な BLUSE システム。


🔎 結果:23,689件の信号を検出 → すべて位置が一致せず人工物の証拠なし

検出された電波は、すべて地球由来の電波干渉(RFI)である可能性が極めて高く、3I/ATLASが人工電波を発している証拠は得られなかったと報告されています。


しかし、この観測は大きな意味を持ちます。

研究チームは、次のような 検出限界(上限値) を提示しました:

  • 周波数:900〜1670 MHz

  • 上限:0.17ワット(スマホ程度の出力)があれば検出可能

  • 観測時の距離:3.34億 km


つまり、「スマホの電波レベルなら、地球から3億km離れていてもMeerKATが捉えられた」という非常に高感度な調査でした。



■ 2. NASAが政府閉鎖後初の“3I/ATLAS”データを公開(11月19日)


そして、11月19日(米国東部時間3PM)──NASAは政府閉鎖明け後、初の公式会見宇宙望遠鏡と探査機による新しい観測データを公開しました。


📸 公開されたのは、火星軌道周回機 MRO の HiRISE が撮影した画像

  • 撮影日時:2025年10月3日

  • 距離:約3,000万 km

  • 解像度:30 km / px

  • 結果:“ぼんやりした光の固まり”(機体揺れによるブレあり)


ローブ博士が直前の彼の記事で述べていた通り、目立った新情報はほとんどなかったというのが会見の全体的な印象でした。


NASAは次のようなメッセージを繰り返しました:

  • 「3I/ATLASは自然由来の彗星である」

  • 「政府閉鎖でデータ処理が遅れた」


ローブ博士はこれを「予想どおり」としています。



■ 3. NASAが語らなかった「12の異常点」


ローブ博士は会見を受けて、NASAが一切触れなかった“3I/ATLASの12の謎”を改めて指摘しました。(※前回記事で出た内容+科学的背景をアシーマで整理しています。)


🔥 NASAが触れなかった主なポイント

  1. 軌道が地球の惑星面と5度以内で一致(確率0.2%)

  2. 太陽方向へのアンチテイルを複数回確認

  3. 質量がオウムアムアの100万倍(確率0.1%未満)

  4. 惑星に絶妙なタイミングで接近(確率0.005%)

  5. ニッケル/鉄比が産業合金並み

  6. 水がたった4%しか含まれない

  7. 極端な負の偏光

  8. 到来方向が Wow! シグナルと一致(誤差9度)

  9. 近日点で“太陽より青い”ほど急増光

  10. 太陽方向と反対方向に同時に噴射するジェット

  11. 非重力加速と“破壊しない”矛盾

  12. 100万kmに渡って方向が変わらないジェット


NASAは「自然な彗星のふるまい」とコメントしたものの、ローブ博士は「それは“表面層”だけを見て判断する Trojan Horse(トロイの木馬)的な誤りだ」と批判しています。


実際に記者会見を視聴しましたが、内容はこれまでの繰り返しが多く、公開された画像もぼやけており、正直、期待外れと言わざるを得ないものでした。



■ 4. 実は“アマチュア天文家の観測”の方が重要だった?


ローブ博士が特に強調したのはこれです:

🔭 「HiRISEより数週間前からアマチュア天文家が撮影した画像の方がよほど重要」

実際、10月末以降の地上観測では:

  • 太陽方向への細いジェット

  • 太陽反対方向への強い尾

  • 100万 km 以上伸びる構造

  • 方向がほぼ変わらない不自然な直線性

が報告されています。


これらは、“氷の蒸発では説明できない規模と方向性”として議論が白熱している部分です。

12月19日の地球最接近に向け、Hubble や Webb、SPHEREx も本格的なデータ取得に入ります。



■ 5. 本当に“自然物”なのか、それとも──?


ローブ博士の記事は最後、こう締められています:

「人生は、予想外を受け入れたときに豊かになる。想像力のない科学者は“予想されるもの”しか信じない。しかし、私たちにとっては──これからが本番だ。

今回の2つの記事を総合すると、次のようにまとめられます:

  • 電波探査 → 人工電波の証拠はなし

  • NASA会見 → 新情報なし。謎には触れず

  • アマチュア観測 → これまでで最も興味深い“異常なジェット構造”

  • 最接近(12月19日)までに大量の新データが期待される

3I/ATLASをめぐるストーリーは、むしろここから加速していく段階に入ったと言って良いでしょう。



📝 中学生でもわかる超要点まとめ


  • 南アフリカの望遠鏡で3I/ATLASから人工電波を探した → 見つからなかった

  • NASAが新しい画像を公開 → ぼんやりした光だけで、特に新発見はなし

  • でも、アマチュア天文家の画像では 細いジェットが100万km以上も伸びている

  • これが自然の彗星なのか、何か人工的なものなのかは まだわからない

  • 12月に地球へ最接近 → 本当の答えに近づくチャンス



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