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🌌 【速報】3I/ATLASの“アンチテイル”が依然として健在──太陽方向に伸びる謎の構造は何なのか?

2025年11月15日 22時06分11秒撮影
回転勾配処理(Larson–Sekanina フィルター) ΔR = 0.5、角度 = 30 Teerasak Thaluang、MPC O51(タイ・ラヨーン) 2025年11月15日 22時06分11秒(UTC)


2025年11月15日 22時06分(UTC)に撮影された 3I/ATLAS の画像
2025年11月15日 22時06分(UTC)に撮影された 3I/ATLAS の画像には、明瞭なアンチテイルと2本の通常の尾が写っている。 太陽方向は左下を指している。(クレジット:Teerasak Thaluang、MPC-051、タイ・ラヨーン)

11月15日、3I/ATLASの新たな鮮明画像が公開。アンチテイルが“まだ消えていない”


ローブ博士の新たな記事が投稿されました。


それによりますと、2025年11月15日、タイ・ラヨーンの観測者 Teerasak Thaluang 氏が公開した最新画像により、3I/ATLAS(恒星間天体アトラス)のアンチテイルが依然として明確に存在していることが確認されました。


さらに注目すべきは、アンチテイル(太陽方向へ伸びる尾)に加えて、通常の尾(太陽の反対方向)も二本存在すること。


つまり、3I/ATLASは“3方向の尾”を持つ極めて異例の姿を見せ続けているとローブ博士は指摘します。


アンチテイルの物理は依然として説明困難


自然彗星として説明できる仮説はいくつかありますが、どれも決定的ではありません。


① 巨大な塵粒子(100μm)が原因の可能性

  • ジュイット教授らの分析では、 “普通の塵の100万倍の質量を持つ巨大ダスト” が太陽光で吹き飛ばされにくい可能性。

  • しかし、光を散乱させるには“100倍の質量流出”が必要。

エネルギーと量が現実的に釣り合わない。


② 氷片の蒸発による“疑似アンチテイル”説

  • 反射ではなく“蒸発中の氷片”が光っている可能性

  • 太陽方向へ向かう途中で消滅するため尾が反転しない

→ これも“尾の構造全体”を説明するには弱い。


③ 高速で噴射される人工的ジェット(最も推測的)

  • 太陽方向への明確なジェット

  • 1,000,000 km以上の極端に細い噴流

  • 向きが自転でブレない(前回記事の第12の異常)


これらを踏まえ、ローブ博士は慎重にこう述べています:

人工的な推進装置(technological thrusters)も、排除はできない。

もちろん証拠はまだありませんが、“自然では説明がつきにくい”現象が複数同時に起きているため、議論の余地が残されています。



今後の鍵:スペクトルデータ(噴射速度の測定)


ローブ博士は次のように指摘します:

  • 自然な昇華 → 数百 m/s 程度

  • 人工的推進 → 数 km/s

この違いが明確になれば、3I/ATLAS の性質は大きく前進します。



12月19日、最接近。大量のデータが押し寄せる時期へ


3I/ATLASは2025年12月19日に地球へ最接近。

この1か月で、複数の大型望遠鏡が観測を予定しており、

“探偵のように、真実へ迫る”というローブ博士の言葉どおり、決定的な証拠が出る可能性があります。


ローブ博士のもとに届いた“応援メッセージ”が示すもの


記事後半では、世界中から届いている科学への情熱と探究心を称えるメッセージが紹介されています。

  • 「議論を開いたこと自体が科学の進歩」

  • 「批判があるほど研究は価値を持つ」

  • 「ガリレオやダーウィンも同じ道を通った」

  • 「あなたの姿勢は勇気を与える」


こうした声は、“未知への探求”が世界中の人々に希望や興奮をもたらしていることを示しています。

3I/ATLASの物語は、科学だけでなく、人々の心にも火をつけているのです。



まとめ:アンチテイルはまだ健在。謎はさらに深まる


  • 3I/ATLASのアンチテイルは11月15日時点でも明確

  • 尾が3方向に伸びる異例の状態が続く

  • 自然彗星モデルでは説明が追いつかない

  • 今後のスペクトル測定が鍵

  • 最接近前、科学界・一般読者の注目が急上昇中

アシーマは今後も、最新動向を速報でお伝えします。



📝 コメントお待ちしています


今回の“アンチテイルの継続”について、みなさまはどのように考えますか?ぜひご意見やご感想をコメントでお聞かせください。宇宙をめぐる議論を、皆さんと一緒に深めていければと思います。



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