InnovateHer Tokyo 2025「変化を恐れないリーダー」を育てる、世界規模の女性リーダー・サミット
- A.S.
- 11 分前
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2025年11月、東京・千代田区で世界15か国から70名を超える女性リーダーが集う「InnovateHer Tokyo 2025」が開催されます。AIガバナンス、資金調達、社会的インパクト、そして次世代リーダーの在り方──。このサミットは、単なる国際イベントではなく、日本のビジネスリーダーにとって「リーダーシップを再定義する機会」となるかもしれません。

世界が注目する女性リーダーたちの「実践知」
登壇者には、Googleグローバル戦略部門責任者の エミ・ウェイナー氏、TikTok元グロース責任者で現アドバイザーの ジュリア・ヤン氏、そして武蔵野大学学長の 伊藤洋一氏 など、各分野の最前線で活躍するリーダーたちが登場します。
中でも注目を集めているのが、ロンドン・ビジネススクール教授でありベストセラー『ライフ・シフト』の著者、リンダ・グラットン氏 の登壇です。グラットン氏は、長寿化・AI化・グローバル化が進む社会の中で、個人がどのようにキャリアを再構築し、**「進化し続ける働き方」**を実現できるのかを語ります。
「キャリアとは、外的成功を追うものではなく、自らの“変化力”を磨く旅である。」この言葉は、女性リーダーに限らず、すべてのビジネスパーソンに通じる普遍的なメッセージといえるでしょう。
変化の時代に求められる「越境型リーダーシップ」
サミットでは、スタンフォード大学 d.school の マナサ・イェトゥル氏 による「Executive Leadership in Action」ワークショップも実施されます。デザイン思考をベースにした対話型セッションを通じて、多文化・多世代・多分野のチームを率いる実践的なスキルを身につけることができます。
さらに、「Beyond Limits: The Entrepreneurial Mindset Across Borders(限界を超えて:国境を越える起業家精神)」では、各国の起業家や投資家が、制約を超えて挑戦を続ける“越境思考”を共有します。
これらのセッションが示すのは、単なる「ダイバーシティ推進」ではなく、「境界を越えて価値を生み出すリーダーシップ」への進化です。
日本のビジネスに突きつけられる問い
InnovateHer Tokyo 2025 のテーマは、日本企業にとっても極めて重要です。海外展開、AI導入、サステナビリティ対応といった課題が複雑化するなかで、求められるのは「正解を探すリーダー」ではなく、**「問いを立て、学び続けるリーダー」**です。
特に日本では、女性管理職比率が依然として低く、多様な意思決定の枠組みが十分に整っていません。InnovateHerのような国際的サミットは、単なる啓発の場ではなく、日本の組織文化を外から再定義する機会となる可能性があります。
「女性リーダー育成」は、経営課題である
世界の企業は、女性リーダーシップを「ジェンダー政策」ではなく、経営戦略の一環として位置づけています。多様な視点を意思決定に取り入れることで、イノベーションが生まれ、変化に強い組織が育ちます。
InnovateHer Tokyo 2025 は、その実践的な取り組みを日本企業に問いかけています。経営者、人事、そして次世代のリーダーにとって、リーダーシップを再定義するための知的実験場となるでしょう。
無料で世界の知見を体験できる2日間
本イベントは入場無料(一部有料セッションあり)です。公式サイトからオンライン登録すると、メインセッションや展示エリアへのアクセスが可能になります。登録者には特典として、リンダ・グラットン氏による特別講義動画のリンクが配布されます。
東京で開催される数少ない国際規模のリーダーシップ・サミット。「自分のリーダー像をアップデートしたい」と考える方にとって、この2日間はキャリアの未来を見つめ直す絶好の機会となるでしょう。
アシーマの視点
AIやグローバルビジネスの現場では、言語の壁よりも「思考の壁」が課題になることがあります。InnovateHer Tokyoのような場で育まれるのは、単に“伝える力”ではなく、“つながる力”です。アシーマはその橋渡し役として、グローバルコミュニケーションの未来を共にデザインしてまいります。
そして、私自身も一人の女性経営者として、次の世代の女性たちが自分らしくリーダーシップを発揮できる社会の実現を心から願っています。キャリアの形に「正解」はなくても、誰もが可能性を信じて挑戦できる──そんな環境づくりを、言葉と行動の両面から応援してまいります。




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