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3I/ATLAS:ローブ博士が示した「異常」一覧

2025年11月22日に撮影された 3I/ATLAS の疑似カラー画像。
2025年11月22日に撮影された 3I/ATLAS の疑似カラー画像。太陽方向は左下。 (クレジット: Alfons Diepvens, Belgium)

恒星間天体 3I/ATLAS は、2025年に入り観測が急増し、NASA、ESA、大学研究者、アマチュア天文家から膨大なデータが公開されてきました。


そんな中、ハーバード大学の アヴィ・ローブ博士 が、

「異常をすべて確率順に整理」したリスト

を公開しました。


あくまで ローブ博士個人の推定確率 P であり、科学界全体のコンセンサスではない点は重要です。


現在の主流科学(NASA/Jewittら)は:

「3I/ATLAS は自然の彗星で説明できる」

という立場を堅持しています。


ですので、ローブ博士の「人工物仮説」は少数派ですが、その論点は観測の視点を広げる意味で価値があります。



■ Ⅰ:重大な異常(ローブ博士による“最も説明が難しい”項目)


1️⃣(P = 0.00004)木星ヒル半径に“誤差0.06M km”で一致

  • 最接近予測:53.445 ± 0.06 M km

  • 木星ヒル半径:53.502 M km

誤差0.06M km(1/1000の一致)

博士は、その一致が「非重力加速の微調整で達成された可能性」を指摘。

NASA/JPLの主流見解:

  • 自然な非重力加速(ガスジェット)でも軌道は変わり得る

  • ただしここまで一致する理由は“未解決”


2️⃣(P = 0.00005)複数惑星への精密な接近+地球から“見えない”近日点通過

博士の指摘:

  • 火星・金星・木星にいずれも“数千万 km”で接近

  • 地球からは近日点時に死角になる

NASAの立場:

  • 偶然の可能性は十分あり、特に異常とは見做さない


3️⃣(P < 0.001)「大きいのに速い」――質量推定の異常

※指摘を受けて修正済み

  • 1I/オウムアムアの 10〜1000倍

  • 2I/ボリソフの 約10倍

  • 典型的彗星より高速

博士:

「ランダムに飛来した岩とは考えにくい」

NASA(Jewitt):

「古典的な彗星モデルの範囲内で説明可能」

4️⃣(P < 0.001)“太陽方向”へ伸び続けるアンチテイル


  • 2025年7〜8月・11月に継続

  • 既知の光学効果では説明しづらい

  • 火星のHiRISE画像でも確認

博士は“前方ビーム説”を提唱(微小隕石回避用の粒子/光ビーム)

主流科学:

  • まだ説明のついていない現象

  • 尾の構造は複雑な視線効果の可能性も残る


5️⃣(P < 0.001)ニッケル/鉄比が“工業合金級”に異常

博士:

「自然彗星ではほぼ見られない金属比」

NASA/Jewitt:

  • スペクトル誤差・塵の温度分布の可能性あり

  • ただし“珍しい”ことは認めている


6️⃣(P = 0.002)逆行なのに“黄道面と5°以内”

数値的には異例だが、主流科学は:

「統計的には起こり得る範囲」

と評価。



■ Ⅱ:中程度の異常(統計的偶然の可能性も高い)


7️⃣(P = 0.006)WOW!シグナルと到来方向が9°以内

博士は「関係あるかもしれない」と慎重。


8️⃣(P < 0.01)極端な負偏光

既知彗星では最強クラス。



■ Ⅲ:軽度の異常(自然起源の可能性も十分ある)


9️⃣ 水が4%しかない


🔟 急増光+太陽より“青い”スペクトル


1️⃣1️⃣ 太陽向き・反太陽方向に強いジェット


1️⃣2️⃣ ジェット方向が“100万km以上”ブレない


1️⃣3️⃣ 非重力加速が核崩壊を伴わない


これらはすべて:

  • 自然起源で説明可能な余地があります。

  • ただし総合すると「やはり珍しい」のです。



■ 結論:3I/ATLASの常の“同時発生確率”が重要(Loeb博士の主張)


博士:

「独立した異常の確率は掛け算で減る」→ 同時発生確率は非常に小さい

⚠ ただしこれは ローブ博士の仮定(独立性の前提) に基づく計算です。


科学界の主流は:

  • データ不足

  • サンプル1(3Iのみ)

  • 各異常が本当に独立とは限らない

と慎重です。



🔍 12月:決定的データが到着予定(焦点はココ)


ローブ博士(NewsNation)によると、勝負は「ジェットの速度と組成(スペクトル)」で決まります。

  • 氷の昇華 → 自然彗星

  • スラスター噴射 → 技術的起源

12月:

  • JWST(ウェッブ)

  • SPHEREx

  • 地球最接近:12月19日


これらが“決定的証拠”になると見られています。



🧾 中学生でもわかるまとめ(事実反映済み)


  • 3I/ATLAS には、ふつうの彗星では説明しにくい現象がいくつもある

  • ローブ博士は、それぞれの“起こりにくさ”を計算してリストにした

  • NASAは「自然の彗星」と考えていて、今のところ主流の意見

  • ローブ博士の考えは少数派だけれど、“観測の視点”を広げる役に立つ

  • 12月の観測で「自然か、人工的か」を見分けるヒントが得られる

  • 特にジェット(ガス)の成分とスピードが決め手

  • だから今は「決めつけず観測を待つ」のがいちばん大事



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