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3I/ATLASが木星ヒル球に“誤差0.06M km”の精度で到達へ──ローブ博士が語る「偶然では説明できない一致」

2025年11月22日時点の、3I/ATLASの軌道と各惑星の位置。
2025年11月22日時点の、3I/ATLASの軌道と各惑星の位置。(クレジット NASA/JPL


1.はじめに──驚愕の“新たな異常”


恒星間天体 3I/ATLAS に、またしても重大な“異常”が浮上しました。

2025年11月22日に公開されたアヴィ・ローブ博士の最新記事では、3I/ATLAS が来年3月、木星のヒル球(Hill Sphere)に、誤差 0.06M km 以内でぴたりと到達するという“統計的に極めてあり得ない一致”が指摘されています。

ヒル球とは、惑星の重力が太陽よりも優勢になる「重力支配領域」。ここに入れば、低速の物体は 木星の周りに捕獲されうる のです。

そしてここからが衝撃的です。

ローブ博士は今回の記事で、こう提案しています:

「この誤差の小ささは、非重力加速(=スラスター挙動)の“微調整”によって生じた可能性がある」

つまり、コース修正の意図があったかもしれない。

アトラス彗星をめぐる議論は、ここで一段階 “深い領域” に踏み込んだと言えます。



2.木星ヒル球とは何か?──“惑星の縄張り”の境界線


木星のヒル球半径 H は、次式で表されます:

H=R×(m/3M)1/3H = R \times (m/3M)^{1/3}H=R×(m/3M)1/3

  • R:太陽から木星までの距離

  • m:木星の質量

  • M:太陽の質量

  • (m/3M)^{1/3} = 0.06826

2026年3月16日、木星のヒル球は約 53.502M km と見積もられます。



3.3I/ATLASの最接近距離──“完全一致”の衝撃


NASA JPL Horizons が算出した3I/ATLAS の木星への最接近距離:

53.445M km(±0.06)53.445 \text{M km} \quad (\pm 0.06)53.445M km(±0.06)

ヒル球半径(53.502M km)との差:

0.057M km0.057 \text{M km}0.057M km

わずか 57,000 km。これは木星の直径の 0.8% にすぎません。

つまり、ヒル球の境界に“ぴったり合う”ような軌道になっている。

ローブ博士は、これを“偶然とは思えない一致”と表現しています。



4.非重力加速は何を意味するのか?──「微妙な軌道修正」の存在


近年の研究で、3I/ATLAS の軌道には非重力加速(スラスターのような力)が確認されています。

非重力加速値:

5×10−7au/day25 \times 10^{-7} au/day^25×10−7au/day2

この加速は、最接近距離を約0.1M km変える程度の“ちょうどよい強さ”で、結果的にヒル球半径にピタリ一致させた計算になります。

つまり、

非重力加速の強さは、ヒル球に入るための軌道最適化と一致している

ということ。

これは偶然でしょうか?それとも意図的な調整でしょうか?



5.3I/ATLASの“役割”は何か?──木星へのデバイス散布説


ローブ博士は一つの仮説を提示します:

🛸 仮説:3I/ATLASは“木星に技術デバイスを送り込む母船”かもしれない

木星ヒル球内部に物体を届けるには、速度をゼロに近づける“減速エンジン”が必要です。

3I/ATLASの木星に対する相対速度は65.9 km/s(秒速約66km)。これは、捕獲される速度(2.2 km/s)の実に30倍。

もし、技術デバイスを投入するなら:

  1. ヒル球境界で分離

  2. デバイスだけが急減速

  3. 木星周回軌道へ

という流れになります。

さらに、3I/ATLASは近日点(太陽最接近)で太陽に隠れていたため、そこで何が行われたかは観測されていません。

  • 微調整(スラスター噴射)

  • デバイス放出

両方が可能。



6.この一致はどれくらい珍しいのか?──“1/26,000”の確率


ローブ博士の計算:

  • ヒル球半径:53.502M km

  • 一致誤差:0.06M km

  • 木星軌道全体から見た一致確率:約 1/26,000(0.0038%)

つまり、

「26,000通りに1回」レベルの偶然


7.今後どうなるのか?──“観測すべきポイント”


🔭 1)Juno・木星探査機による“新しい人工衛星”の検出

木星周囲に“未知の小型衛星(人工物)”が出現した場合、これは決定的証拠になります。


🔭 2)地球・火星の周囲にも新天体が出る可能性

これまでの複数の論文で“ミニオブジェクト”の存在が示唆されているため、JWST と Hubble、地上望遠鏡の協調観測が重要。


🔭 3)木星ヒル球通過の2026年3月が“本番”



8.アシーマとしての見解


今回の一致は、「科学的に説明はできるが、偶然で済ますのは難しい」という領域にあります。

  • 軌道の微調整が“必要量ジャスト”

  • 非重力加速の強さが“必要量ジャスト”

  • 木星ヒル球の境界に“ぴったり一致”

これらは、ローブ博士が言うように、「人間なら目的地へ向けて調整した」と言いたくなるレベルの精度です。

もちろん、現時点では自然物か人工物かは断定できません。


ただ、アシーマとしては、

“謎を矮小化するより、公開されたデータを正確に読み、検証を進める”という科学的姿勢こそが重要

だと考えています。


アトラス彗星は、今世紀でも例を見ない「観測しながら謎が増え続ける天体」。今後のJWST観測、木星通過が“キーモーメント”となるでしょう。



9.中学生向け・やさしい3ポイント要約


🟦 ① 3I/ATLASは、来年3月に木星の“重力の縄張り”にピッタリ入るらしい。

🟦 ② この距離が“あまりにも正確すぎて”、偶然とは思えない。

🟦 ③ もし人工物なら、木星に何かを届けるために来たのかもしれない。


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