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🚨【続々報】3I/ATLAS、“非重力加速度”の正体はガス噴出か、それとも人工推進か

――ALMA観測で確認された軌道のズレ。そして、NASAによる観測データ未公開問題。


2025年10月31日時点の3I/ATLASの軌道と太陽系内の各惑星の位置
2025年10月31日時点における、3I/ATLASの軌道と太陽系内の各惑星の位置。(出典:NASA/JPL)


■ ALMAが捉えた3I/ATLASの「理論軌道からのズレ」


2025年10月29日、太陽に最接近した恒星間天体3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)が、重力だけでは説明できない軌道のズレ(非重力加速度)を示したことが判明しました。


この結果は、チリのアタカマ大型ミリ波干渉計(ALMA)による観測から得られたものです。データによると、3I/ATLASは理論的に予測された位置よりも赤経方向に約4秒角ずれていたとのこと。



■ ローブ博士の計算:質量の6分の1を失っていた可能性


報告を受けたアヴィ・ローブ博士(ハーバード大学)は、運動量保存則に基づいて加速の原因を試算しました。

「この程度の加速を生じるには、3I/ATLASは少なくとも全体の6分の1の質量を失っていなければならない

という結論に至ったといいます。


計算上、加速度 a≈0.02a ≈ 0.02a≈0.02 mm/s² の場合、蒸発時間は6か月未満。つまり、近日点を通過する約1か月の間に、全体の6分の1の質量が失われた可能性があるというのです。



■ ウェッブ観測との整合性と「巨大ガス雲」仮説

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測では、10月以前の5か月間において、質量損失率150kg/sが記録されましたが、この時期には非重力加速度は観測されませんでした。


このデータを基にローブ博士は、3I/ATLASの総質量を少なくとも330億トン、その周囲のガス雲を約55億トンと推定。

「もし加速の原因が昇華によるものなら、11月から12月にかけて巨大なガス雲が出現するはずです。」

と述べています。



■ 12月以降の観測が決定的な判断材料に

3I/ATLASは12月19日に地球へ最接近(約2億6,900万km)。このタイミングで、ハッブルウェッブ、そして世界中の望遠鏡が一斉に観測を実施予定です。

さらに、IAWN(国際小惑星警報ネットワーク)が2025年11月27日〜2026年1月27日にかけて特別観測キャンペーンを行う計画も進行中です。


「もしガス雲が確認されなければ、非重力加速度を自然現象で説明することはできません。」

とローブ博士。この観測は、3I/ATLASの正体を見極める分水嶺となるでしょう。



■ 「ガスがなければ人工推進装置」説


ガスも塵も伴わない非重力加速度――。それは、人工的な推進システムの存在を示唆します。

これは、2017年の1I/ʻOumuamua(オウムアムア)と酷似しています。オウムアムアも非重力加速度を示したものの、ガスも尾も存在しませんでした

博士はこう皮肉を込めて述べています。

「“尾のない彗星”などという言葉は矛盾しています。推進装置を持つ宇宙船を彗星と呼ぶのは、洞窟の住人がスマートフォンを“珍しい石”と呼ぶようなものです。」


■ NASAが観測データを公開せず――博士が公式要請へ(追記)



さらにローブ博士は、NASAによる観測データ未公開問題にも言及しました。

彼によれば、2025年10月2〜3日火星周回探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」に搭載されたHiRISEカメラが3I/ATLASを撮影したにもかかわらず、その画像が4週間以上公開されていないというのです。


これらの画像は、1ピクセルあたり30kmの高解像度で、ハッブル望遠鏡の約3倍の詳細さを持ち、3I/ATLASの「ガス噴出構造」や「光の広がり」を解析する上で極めて重要なデータです。


NASAは10月1日の政府閉鎖を理由に公開を遅らせているとしていますが、一部では「地球外知的生命体に関する証拠が写っているのではないか」との噂も。


ローブ博士はこれに対し、こう応じています。

「それは“地球外の知性”ではなく、地上の愚かさの証拠です。科学を政治に人質にしてはいけません。」

博士はジョー・ローガン氏のポッドキャスト出演時にもこの件に触れ、後日、アナ・ポリーナ・ルナ議員と連絡を取り、NASAのショーン・ダフィー暫定長官宛てに正式な要請書を送付したと明らかにしています。


NASAによる観測データ公開を心待ちにしています。


それではまた。


📷 画像2025年10月31日時点における、3I/ATLASの軌道と太陽系内惑星の位置。(出典:NASA/JPL)





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