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🚨【続報】3I/ATLAS、太陽最接近時に“非重力加速度”を初観測

――重力では説明できない加速を確認。質量喪失、それとも人工的推進力か。


恒星間天体3I/ATLASの近日点通過時の134枚の画像を重ね合わせたスタック画像
2025年10月29日、PUNCH衛星群のWFI3衛星によって撮影された、恒星間天体3I/ATLASの近日点通過時の134枚の画像を重ね合わせたスタック画像。(出典:kwalsh4a、Marshall Eubanks)


■ 3I/ATLAS、太陽最接近の瞬間に「重力では説明できない加速」を検出


2025年10月29日、太陽に最も近づいた恒星間天体、3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)が、初めて“非重力加速度(non-gravitational acceleration)”を示したことが確認されました。

報告を行ったのは、NASAジェット推進研究所(JPL)の航法エンジニアであるダヴィデ・ファルノッチャ博士。イタリア・ピサ大学ガリレオ大学院で数学博士号を取得した研究者です。



■ 太陽から2億300万キロ離れた地点で異常な加速を検出


観測されたのは、太陽から1.36天文単位(約2億300万km)の距離――近日点にあたる位置です。博士の分析によると、3I/ATLASは軌道面上で以下の2方向に加速していました。

  • 太陽から外向きの加速度:1日あたり135km(=9×10⁻⁷ au)²

  • 太陽の進行方向に対する横方向の加速度:1日あたり60km(=4×10⁻⁷ au)²

つまり、太陽の重力だけでは説明できない運動が発生しているということです。



■ ロケット効果? 半年で質量の半分を失う計算も


もしこの加速が、ガス噴出による“ロケット効果”だとすれば、3I/ATLASはおよそ6か月で質量の半分を失うと推定されます。

噴出速度を数百m/sと仮定すると、近日点付近を通過する1か月間でおよそ10%の質量を失うことになります。

この現象が正しければ、11〜12月にかけて巨大なガス雲が観測されるはずであり、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のJuice探査機が、11月上旬にその痕跡を捉える可能性があります。



■ 12月19日、地球最接近時に真相が明らかに?


3I/ATLASは12月19日に地球へ最接近(約2億6,900万km)。その際、ハッブル宇宙望遠鏡ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、そして世界中の地上望遠鏡が一斉に観測を行う予定です。

この観測によって、「3I/ATLASは太陽熱で昇華し、質量の10%を失ったのか」――その答えが明らかになる見通しです。



■ “太陽より青い”異常現象との関連も


この質量喪失仮説は、先日報告された急激な増光現象や、3I/ATLASが「太陽より青く見える」という異常とも関連している可能性があります。

ローブ博士は次のように述べています。

「自然な彗星なら、塵が光を赤く散乱させるはず。それなのに3I/ATLASは青く輝いた。表面温度は太陽の20分の1ほどなのに、青く見える――これは“第9の異変”に値します。」

このため、今回の非重力加速度も、単なるガス噴出ではなく、内部に高温エンジンや人工光源が存在する可能性があると博士は指摘しています。



■ “わずかな加速”がもたらす大きな意味


今回観測された加速度の大きさは、1か月あたり地球の半径の約10倍という微小なもの。

惑星軌道を大きく変えるほどではないものの、「自然の法則だけでは説明できない動き」が起きていることは明白です。

ローブ博士は言います。

「理論で説明できないからといって、観測データを否定してはいけない。科学者の仕事は、まず“見る”ことから始まるのです。」

📷 画像2025年10月29日、PUNCH衛星群のWFI3衛星によって撮影された3I/ATLASの134枚の画像を重ね合わせたスタック画像。(出典:kwalsh4a、Marshall Eubanks)



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