翻訳会社の料金相場はいくら?料金の決まり方と見積もりで確認すべきポイント
- Acima Corp.

- 1 日前
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翻訳会社に翻訳を依頼しようとすると、まず気になるのが「いくらかかるのか」ではないでしょうか。
インターネットで検索すると、「1文字○円」「1ワード○円」といった料金表が数多く見つかります。しかし、実際の翻訳料金は単純な文字数だけで決まるものではありません。
法人向けの翻訳をご検討の場合は、アシーマの翻訳・ローカリゼーションサービスもご覧ください。
同じ1,000文字の文章でも、一般的な社内文書と契約書では求められる専門知識が異なります。また、翻訳後にネイティブチェックが必要なのか、レイアウト調整が必要なのか、翌日までに納品するのかによっても料金は変わります。

この記事では、翻訳会社に依頼する場合の料金相場と、見積もり金額が決まる仕組み、そして価格だけでは分からない翻訳会社選びのポイントを解説します。
翻訳会社の料金相場
翻訳料金は、一般的に原文の文字数またはワード数をもとに計算されます。
日本翻訳連盟(JTF)が公表している「クライアント企業の翻訳発注価格の目安」では、英語から日本語への翻訳は原文1ワードあたり、日本語から英語への翻訳は原文1文字あたりで、次のような金額が示されています。
分野 | 英語→日本語 | 日本語→英語 |
コンピューターマニュアル | 28円/ワード | 20円/文字 |
一般科学・工業技術 | 28円/ワード | 21円/文字 |
金融 | 30円/ワード | 25円/文字 |
経営管理・財務・契約書 | 30円/ワード | 25円/文字 |
医学・医療・薬学 | 35円/ワード | 30円/文字 |
特許明細書 | 26円/ワード | 30円/文字 |
※いずれも税別の目安です。
たとえば、日本語5,000文字の契約書を英訳し、1文字25円で計算した場合、単純計算では12万5,000円となります。
ただし、これはあくまで目安です。
JTFも、実際の料金は専門性、難易度、翻訳量、納期、ファイル形式、必要な品質レベルなどによって大きく異なると説明しています。
なぜ翻訳会社によって料金が違うのか
翻訳会社を比較すると、同じ原稿でも見積もり金額にかなり差が出ることがあります。
これは必ずしも「高い会社がぼったくっている」「安い会社がお得」という意味ではありません。
翻訳料金には、単に文章を別の言語に置き換える作業以外にも、さまざまな工程が含まれているからです。
1.翻訳する分野の専門性
一般的なメールと、契約書、金融資料、医療文書、技術マニュアルでは必要な専門知識がまったく異なります。
専門性の高い文書では、その分野に適した翻訳者を選定する必要があります。
特に法律、金融、医療、技術などでは、一見似た言葉でも分野によって意味が異なる場合があります。
翻訳料金が高くなる理由の一つは、こうした専門知識を持つ人材を確保する必要があるためです。
2.言語の組み合わせ
英語と日本語のように翻訳者が比較的多い言語ペアと、翻訳者の少ない言語では料金が異なります。
また、同じ言語でも専門分野によって対応できる翻訳者の数は変わります。
そのため、
「珍しい言語だから高い」
だけではなく、
「その言語+その専門分野に対応できる人材がどれだけいるか」
が料金に影響します。
3.翻訳後のチェック工程
翻訳会社によって大きく違うのが、翻訳後の品質管理です。
たとえば、
翻訳者だけで完結する
別の翻訳者がチェックする
ネイティブチェックを行う
専門分野のレビューを行う
用語や表記を統一する
など、会社や案件によって工程が異なります。
当然、チェック工程が増えれば費用も増えます。
しかし、契約書や対外的に公開する資料などでは、単純に翻訳単価だけを比較するより、その料金に何が含まれているのかを見ることの方が重要です。
4.納期
短納期の案件では、追加料金が発生することがあります。
通常数日かかる作業を翌日までに納品する場合、複数の翻訳者を同時に配置したり、通常とは異なるスケジュールで対応したりする必要があるからです。
そのため、同じ原稿でも納期に余裕がある方が費用を抑えやすくなります。
5.ファイル形式とレイアウト
法人で継続的な翻訳や専門分野の翻訳が必要な場合は、アシーマの法人向け翻訳・ローカリゼーションサービスもご確認いただけます。
Wordファイルに入力された文章だけを翻訳する場合と、
PDF
PowerPoint
Excel
InDesign
Webサイト
字幕データ
スキャンされた文書
などでは作業量が異なります。
翻訳そのものとは別に、文字起こし、データ抽出、DTP、レイアウト調整などが必要になる場合には、その分の費用が加算されることがあります。
「1文字○円」だけで翻訳会社を比較してはいけない理由
翻訳会社を探すとき、どうしても単価を比較したくなります。
しかし、
A社:1文字15円B社:1文字25円
だからといって、A社の方が40%安いとは限りません。
たとえばA社では翻訳のみ、B社では翻訳後のチェックや用語統一まで含まれている可能性があります。
また、安価な翻訳を依頼した結果、
社内で大量の修正が必要になった
重要な専門用語が誤訳されていた
海外の取引先から意味が分からないと言われた
結局ほかの翻訳会社にやり直しを依頼した
となれば、最終的なコストはむしろ高くなります。
法人翻訳では、「翻訳料金」ではなく「完成した成果物を得るまでの総コスト」で考えることが重要です。
見積もりを依頼するときに伝えるべきこと
正確な見積もりを取るためには、できるだけ具体的な情報を翻訳会社に伝えます。
最低限、次の情報があるとスムーズです。
翻訳する原稿
翻訳元と言語
翻訳先の言語
使用目的
希望納期
希望するファイル形式
対象読者
過去の翻訳や用語集の有無
特に重要なのが「何に使う翻訳なのか」です。
社内確認用の資料なのか、Webサイトで公開する文章なのか、正式な契約書なのかでは、必要な品質レベルが異なるからです。
安い翻訳会社が悪いわけではない
ここは誤解してはいけません。
料金が安い翻訳会社だから品質が低い、というわけではありません。
逆に、高額だから必ず高品質とも限りません。
重要なのは、
自社が必要としている品質と、翻訳会社が提供しているサービス内容が一致しているか
です。
社内で内容を把握するためだけの翻訳なら、スピードやコストを重視することも合理的です。
一方、
契約書
規程
IR資料
マーケティング資料
Webサイト
公的機関への提出文書
海外顧客向け資料
など、誤訳や不自然な表現が企業の信用に直結する文章では、価格以外の要素も慎重に確認する必要があります。
AI翻訳なら無料で済むのでは?
近年はChatGPT、DeepLをはじめとするAI・機械翻訳の性能が大きく向上しています。
用途によっては、AI翻訳だけで十分なケースもあります。
たとえば、海外の記事を社内で大まかに把握したい場合などは、AI翻訳を使うことで翻訳コストを大幅に減らせます。
一方で、
原文自体に曖昧さがある
文脈によって意味が変わる
契約上の解釈が重要
ブランドのトーンを維持する必要がある
読者に自然な文章として伝える必要がある
といった文章では、人間による判断が重要になります。
これからの翻訳では、「AIか人間か」ではなく、どの工程をAIに任せ、どこを専門家が判断するかという考え方がより重要になっていくでしょう。
翻訳会社の見積もりで確認したい5つのポイント
料金だけを見るのではなく、少なくとも次の点を確認しておくと安心です。
翻訳後のチェックは含まれているか
専門分野に対応できる翻訳者が担当するか
修正対応は料金に含まれているか
DTPやレイアウト調整は別料金か
納期や急ぎ対応による追加料金があるか
特に複数社から見積もりを取る場合は、総額だけではなく作業範囲を揃えて比較することが大切です。
翻訳会社は「価格」だけではなく「何を任せられるか」で選ぶ
翻訳料金には一定の相場があります。
しかし、翻訳は完成品の品質を数字だけで比較しにくいサービスでもあります。
企業が翻訳会社を選ぶ際には、
「1文字何円か」
だけではなく、
どのような翻訳者が担当し、どのような工程で品質を管理し、最終的にどこまで任せられるのか
を見る必要があります。
株式会社アシーマでは、2007年の創業以来、400社以上の企業・組織、2,400件以上のプロジェクトを支援してきました。1,200名以上の言語専門家・スペシャリストのネットワークを通じて、65言語以上の翻訳・ローカリゼーションに対応しています。
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