2025年11月上旬、  新たに発見された彗星 C/2025 V1（ボリソフ彗星）  が、天文学界と宇宙ファンの間で大きな話題となりました。 🔭 【新たな"彗星"!! 】太陽をはさんだ二つの来訪者──新彗星 C/2025 V1 (Borisov) と恒星間天体 3I/ATLAS が見せた“宇宙の交差点” (最新画像あり) そして本日、米ハーバード大学の天体物理学者 アヴィ・ローブ博士  が、自身の最新記事を公開し、この V1 彗星を「 ほぼ星間起源（nearly interstellar）  の可能性がある」と位置づけました。 Loeb博士は記事の中で、先行して注目を集めている 3I/ATLAS（アトラス彗星）  との関連性についても詳しく検討しています。 2025年11月3日に撮影された新天体 C/2025 V1 の画像。彗星の尾は確認されていません。太陽の方向は右上です。（提供：A. Ivanov ほか） 1. 発見の背景と軌道の特徴 V1彗星は、2025年11月2日、ウクライナの天文学者 ゲンナディ・ボリソフ（Gennady Boriso

「宇宙文明が存在するなら、彼らは恒星間を移動する“観測装置”を送り出していてもおかしくない。それらはすでに私たちの太陽系を通過している可能性がある。」

2025年11月2日（UT）、ボリソフ氏はクリミア・ナウチヌイのMARGO天文台で0.5メートル反射望遠鏡を用いて観測を行っていました。その夜、彼の視野に、淡く広がる新たな光の点が映り込んだのです。