逐次通訳を依頼する際の注意点|商談・研修・工場視察で失敗しないために
逐次通訳は、商談、社内研修、技術研修、工場視察、インタビュー、海外からの来客対応など、法人のさまざまな場面で利用されます。ただし、「通訳者を1人手配すれば終わり」と考えると、当日に想定外の問題が起こりやすいサービスでもあります。
逐次通訳はどんな場面に向いているか
逐次通訳は、話者がある程度話した後に通訳者が内容を整理して訳すため、対話型の場面に適しています。特に、相手の反応を見ながら進める商談や、専門的な説明を確認しながら進める研修・視察では使いやすい方式です。

逐次通訳の依頼前に確認したい8つのポイント
1. 会議の目的を伝える
「英語の会議です」だけでは、必要な通訳者像を判断できません。商談なのか、技術研修なのか、監査なのか、採用面接なのかによって、必要な経験や専門知識は大きく異なります。
2. 専門分野を明確にする
IT、製造、医療、金融、法務、人事など専門分野がある場合は、必ず事前に伝えるべきです。専門用語を知っているだけでなく、その業界特有の前提や議論の進み方を理解していることが通訳品質に直結します。
3. 資料を事前共有する
プレゼン資料、製品カタログ、Webサイト、議題、用語集、過去資料などはできる限り事前に共有します。資料があることで、固有名詞や社内用語の誤訳リスクを下げられます。
4. 通訳を含めた時間配分にする
逐次通訳では、原発言と通訳が交互に入るため、単純に考えて会話時間は長くなります。通訳なしの会議と同じアジェンダを詰め込むと、最後の議題が駆け足になることがあります。
5. 発言の区切り方を参加者に共有する
1回の発言が長すぎると、情報量が増え、数字や条件の確認が難しくなります。特に商談では、話者側にも「意味のまとまりごとに区切る」ことをお願いすると精度が上がります。
6. 工場や現場では環境を伝える
騒音、安全装備、ヘルメット、移動距離、屋外作業、撮影制限など、会議室とは異なる条件があります。現場での通訳は、語学力だけでなく、聞き取りやすさや安全面も重要です。
7. 移動・待機時間も考える
工場視察や海外ゲスト対応では、会議以外の移動中にも通訳が必要になることがあります。拘束時間の計算や休憩時間の確保も、事前に確認しておく必要があります。
8. 守秘義務・機密情報を確認する
経営会議、技術研修、製品開発、法務案件などでは機密情報を扱うことがあります。必要に応じてNDAや資料管理方法を事前に確認しましょう。
逐次通訳で失敗しやすいケース
直前まで資料を共有しない
専門分野を伝えず「英語ができる人」で手配する
会議時間を通訳なしと同じ感覚で設定する
現場の騒音や移動条件を伝えない
通訳者の休憩を考慮しない
依頼時に伝えるとよい情報
日時・場所・オンラインか対面か
言語ペア
会議の目的
参加人数
専門分野
予定時間
移動の有無
共有可能な資料
必要な守秘対応





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