寄宿学校で得たかけがえのない経験 ― ストンリーバーナムスクール（SBS）の魅力とは？

A.S.
6月3日
読了時間: 5分

ストンリーバーナムスクールのキャンパス全景 — Stoneleigh-Burnham School 校舎　(サイトより拝借)

こんにちは。

今回は少し個人的なお話を交えながら、アメリカの寄宿学校「ストンリーバーナムスクール（Stoneleigh-Burnham School）」をご紹介したいと思います。

この記事を書こうと思ったきっかけは、先日、ストンリーで共に学んだ友人と8年ぶりに再会できたことでした。

インドネシア出身の彼女は現在香港に在住しており、息子さんと娘さんはどちらもアメリカの大学に留学中です。今回の再会は、娘さん（ミネソタ大学在学中）を連れて彼女が東京に1週間ほど遊びに来ていたことがきっかけでした。

私も日中は仕事があり、彼女たちも富士山を見に行ったり、ショッピングに出かけたりと忙しくしていたため、実際に会えたのはたったの一日だけ。それでも、限られた数時間が驚くほど濃密で、印象的で、そしてとても感動的な時間となりました。

彼女とは2018年に、2家族でバリ島へバケーションに行ったことをきっかけに再びつながることができましたが、その7年後、2025年に東京で再会できたというのは、本当に嬉しく、不思議なご縁を感じずにはいられません。そして何と言っても、7年ぶりに会ったのに、まるで数週間前にもあっているような、あの不思議な感覚、お分かりになられる方も多いのではないでしょうか？

当然、お互いの近況をアップデートはもちろん、高校時代の話や、バリ旅行やお互いの家族の話など、時にはお互いに涙を浮かべたり…話題は尽きることなく時間はあっという間に過ぎていきました。

もちろん、最後には「これは、今後はもっと頻繁に会わないとね」と約束して別れました。

この再会を通じて、ストンリーバーナムスクールで過ごした日々が、今の私たちの土台になっているのだという思いが、改めて心に込み上げてきたのです。

ストンリーバーナムスクール（SBS）とは？

1869年に創立されたストンリーバーナムスクールは、アメリカ・マサチューセッツ州グリーンフィールドにある、伝統ある全寮制の女子校です。自然豊かで安全な環境の中、学業にも生活にも集中できる、まさに理想的な学びの場だと思います。

対象学年：グレード7〜12（日本の中学1年〜高校3年）＋ Postgraduate（大学進学準備）
国際バカロレア（IB）認定校
少人数制によるきめ細やかな教育
乗馬、演劇、アートなど芸術面のプログラムが非常に充実
世界15か国以上からの留学生が在籍
ミドルスクール（中学部）も設置

▶ 公式サイト：https://sbschool.org/

国際バカロレア（IB）とは？

国際バカロレア（IB: International Baccalaureate）は、世界140か国以上で採用されている、国際的な教育プログラムです。日本でも注目が高まり、IB認定校が増えています。

IBの主な特徴：

探究型学習：「なぜ？」「どうして？」という疑問を深掘りする力を育てる
多角的視点の育成：グローバルに通用する柔軟な思考力が身につく
論文・プレゼン重視：大学進学後に役立つアウトプット型スキルが鍛えられる
世界の大学で高評価：IBディプロマは多くの海外大学で入学優遇の対象

私のストンリーバーナムでの思い出

英語と向き合った日々

当時の私の英語の発音は少しブリティッシュ寄りで、それに気づいたミドルスクールの校長先生（当時はEnglish Phoneticsを担当されていました）が、「アメリカ英語に直そう！」と熱心に「矯正」してくださったのを今でもよく覚えています。今思えば、それが必要だったかどうかもわかりませんが…（笑）。

長く続く先生とのご縁

驚くべきことに、30年以上経った今でも、私が在籍していた当時の先生の一部が現役で教壇に立たれているようです。公式サイトで先生方の写真を見つけたときには、思わず胸が熱くなりました。

多国籍な仲間たちとの出会い

世界中から集まった生徒たちと共に過ごした日々は、英語力の向上はもちろん、異文化理解・共感力・柔軟性といった、今の仕事に直結する大切なスキルを育ててくれたと思います。そして、今でも世界中（本当に世界中に！）に寝食を共にして、そして一緒に学んだ友人がいることはとても大きな財産であると思っています。