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  • 執筆者の写真acimajp

ターゲット言語のネイティブ翻訳者に翻訳をしてもらうべき5つの理由




翻訳をする際、起点言語(ソース言語ともいう。原文の言語のこと。)の母語話者(ネイティブ・スピーカー)に依頼するのがベストだと考える方がいらっしゃいます。特に、日本語から他言語に翻訳する際に、「日本語は特に外国人には理解が難しいので、日本語を外国語に正しく翻訳できるのは日本人だけである」と信じておられる方も少なくないようです。その理由は、何十年も前に言われていたことを未だにまるで真実であるかのように謳っている翻訳会社が少なくないからなのではないかと、私は考えます。人間は、同じこと繰り返しを聞くことで、潜在意識に刷り込まれ、やがてそれを事実として認識する生き物ですので、「日本語は日本人にしか理解できない」が事実であると思われている方がいるのだと思います。しかし、高校と大学を米国で卒業し翻訳経験22年、翻訳会社を経営して16年目の私が、今ここで、それが事実ではないとはっきりと断言致します。(※弊社では日本語の意味を100%理解できている翻訳歴10年以上のネイティブ英語話者の実務翻訳者が何名も活躍しております!)。


そこで今回は、目標言語(ターゲット言語ともいう。翻訳文の言語)の母語話者に依頼することを検討すべき理由を5つ、お伝えします。

① 文化や習慣への理解:目標言語の母語話者は、ターゲット・オーディエンスの文化や習慣を深く理解している必要があります。これは、マーケティング資料や文化的に適切である必要があるコンテンツを翻訳する場合に特に重要です。


② より自然な言葉や表現を選ぶ能力:ターゲット言語の母語話者は、当然のことながら、母語を自然に話します。一方、非母語話者は、例えば日本の学校で習う英語のような、文法的には正しいが母語話者はそのような言い方はしないといった表現を「知らず」に使ってしまうことがあります(海外で訪れたレストランのメニューにおかしな日本語が書いてあって、笑ってしまったことはありませんか?それを翻訳した人は、誰かに笑われているなんて思っていません)。「翻訳文は、誰が読むためにあるのか?」を考みてください。翻訳文とは、読み手(他の母語話者やその言語に精通している人)が、スムーズに読むことができ、更にはそれが、翻訳であることを感じさせないほどの自然な文章であることが望ましいと言えます。プロの翻訳者である母語話者が翻訳すれば、「おかしな翻訳」は基本的には起こり得ません。


③ 慣用句や口語体の理解:母語話者は、当然のことながら母語であるターゲット言語の慣用句や口語表現に精通しています。非母語話者にとって難しい慣用句や口語表現を正確に翻訳することができます。

④ 細部へのこだわり:母語話者は、非母語話者に比べて原文の間違いやニュアンスをキャッチしやすく、翻訳文で意図する意味を正確に伝えることができます。

⑤ 費用対効果:ターゲット言語の母語話者を採用することで、翻訳されたコンテンツが正確でスムーズに読めるようにするための修正が圧倒的に少なくて済むため、費用対効果が高くなります。


しかし、ただターゲット言語の母語話者であれば、だれもがプロ並みの文章作成能力があるわけではありませんので、事前に、担当翻訳者(校正者)の実績や経験、スキルを良く確認することは非常に重要です。


つまり、翻訳をターゲット言語の母語話者のプロ翻訳者に依頼することは、品質の高い翻訳コンテンツをターゲット・オーディエンスに効果的に届ける為の貴重な投資となり得ます。

ぜひ翻訳者(翻訳会社)を選択する際のご検討ポイントとして覚えていらっしゃると良いと思います。


もし、翻訳サービスをお探しでしたら、ぜひアシーマの翻訳サービスをご検討ください。

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